1度は眺めてみたいマングローブ林の先にあるピナイサーラの滝
西表島の上原港へ向かう船の上から、ジャングルの中に1本の白い筋が見えます。それが
石垣島の緑が特に濃いためか、かなり遠くからでも滝の姿をはっきりとうかがえます。「ピナイ」とは沖縄の方言でひげ、「サーラ」は垂れ下がったものを意味します。おじいさんの白いひげのように見えることから、この名前がついたといわれています。
落差は55メートル。
滝まではジャングルを通っていくこともできますが、情報もなしにジャングルに入るのは危険なため、一般にピナイ川をカヌーでさかのぼります。川の両側は沖縄ならではのマングローブ林。うっそうとした林を眺めながら、カヌーを漕ぐと、ターザンか探検家になった気分に浸れます。
トラッキングで滝つぼやその上に向かうことができます。
移動時間(車) | 遊べるレジャー | 施設情報 |
---|---|---|
上原港から約18分 大原港から約60分 | カヌー・トレッキング | なし |
半日(約4~5時間)で楽しめる人気のツアー観光地
西表島は、ジャングルやマングローブ、滝などの豊かな自然がいっぱい。西表島を満喫できるエコツアーはたくさんありますが、有名な観光スポットを効率よく楽しめるピナイサーラの滝コースが一番人気です。ピナイサーラの滝コースは、カヌーやトレッキングと盛りだくさんのアクティビティが、楽しめるようぎゅっと詰まっています。半日で楽しめるため、日帰りの方にもおススメです。
お子様から大人までガッツリ楽しめるカヌー体験
ツアーは、カヌーに乗ってピナイサーラの滝につながるヒナイ川を上流方向に進みます。ヒナイ川は、高低差が少なく、ゆったりとした流れとなりますから、ちょっと体力に自信がない人やお子様でも乗ることができます。川の岸辺は、マングローブが生い茂り、爽やかな風が通り過ぎます。カヌーの漕ぐ音だけが静かに反響し、まるで大自然に包まれているような不思議な感覚を体験できます。
大自然を徒歩でトレッキング!珍しい生き物に出会えます
カヌーを降りたらすぐに、巨大な板状の根を持つサキシマスオウノキ群集がお出迎えしてくれます。雨が降りやすく気温が高い亜熱帯の気候となる西表島は、常夏の樹木となるハイビスカスやブーゲンビリアの花が咲き乱れ、セマルハコガメやイシガキトカゲ、リュウキュウアカショウビンなど島特有の生き物に出会えます。西表島には天然記念物となるカンムリワシやイリオモテヤマネコなどの動物もたくさん生息しています。
標高約100mの滝上からの絶景は最高!密かな撮影スポット
ピナイサーラは滝の上まで山道が続きます。ジャングルトレッキングを楽しみながらしばらく歩くと、滝の上に到着、目の前に絶景が広がります。森深いジャングルと海へとつながるヒナイ川のうねり、島の形をくっきりと分かる海岸線、サンゴの海などが一面に見渡せます。足元は、水が勢いよく垂直に落ちる迫力ある落差60mのピナイサーラの滝を眺めるという特別な場所。どの位置からでもベストショットの景色です。
初めてピナイサーラの滝へ行く方にワンポイントアドバイス
ツアーで出発した後は、忘れ物があっても戻れません。長袖や長ズボン、水着、防水用カメラなど、必要となります。また、虫に刺されないよう虫よけスプレーや日焼け止めなどもあると便利です。カヌーやトレッキングは、思ったよりも体力を消耗します。ツアー前日は、体調を整えるためにも、夜更かしせず、早寝早起きして、栄養たっぷりの朝食をしっかり食べて、元気で満タンでツアーに参加して下さいね。