西表島随一の夕日スポット、鳴き砂で有名なトゥドゥマリの浜
西表島の北部、宇那利崎のつけ根に
トゥドゥマリとは沖縄の言葉で「留まる」という意味。地元では神様が留まる場所だといい伝えられてきました。弧を描くような曲線をした浜辺で、月ヶ浜とも呼ばれています。
この浜辺を抱きかかえる形で位置する宇那利崎の「宇那利」は「女」を表し、女神が公開の安全を守ってきたといわれています。沖縄の海岸のほとんどがサンゴの欠片でできていますが、トゥドゥマリの浜は浦内川から運ばれてきた細かい砂が堆積しています。
砂自体は真っ白でさらさら。その上を歩くと「キュッ、キュッ」と音がします。いわゆる鳴き砂で、素足で歩くのに最高の場所です。
リゾートホテルの宿泊者はプライベートビーチ感覚で浜辺を利用していますよ。
移動時間(車) | 遊べるレジャー | 施設情報 |
---|---|---|
上原港から約10分 大原港から約60分 |
海水浴 | なし |
夕陽がビーチの正面に沈む!ロマンチックな贅沢空間
地元では昔からトゥドゥマリの浜と呼ばれ親しまれてきた月が浜。午前中はまるでプライベートビーチのように静かで人も少なく、ゆったりと過ごせます。夕陽が正面に沈むころ、犬の散歩や夕陽を見に来た人たちが訪れますがそれでも静かなビーチです。生物が多くなく、シュノーケルにはあまり向きませんが、ロケーションがロマンチックなので大人な時間を過ごしたい方におすすめです。
琉球諸島ではここだけ?珍しい砂浜を歩こう!
トゥドゥマリ浜の砂は岩が削れて積もった砂浜で、サンゴが積もってできた浜の多い琉球諸島ではとても珍しい砂質です。とてもきめ細かくサラサラしており、サンゴもゴミも落ちていないので、裸足で歩くことができます。美しい弧をえがくサラサラの砂浜を、はじからはじまで歩いてみてはいかがでしょうか。とても歩きやすいので、お子様もペットの犬も散歩できますよ。
宝の眠る言い伝え?!アトゥク島が見える砂浜
月が浜を向かって左を見ると、小さなアトゥク島を見ることができます。岩肌が見えていてとても美しいこの島、実は宝が眠っているという言い伝えがあります。昔は西表島と陸続きでしたが、波や風化により削れていって、離れ小島になったそうです。もしかしたら、月が浜の砂はアトゥク島が削れたときの岩が波によって小さくなって積もった砂かもしれませんね。こんなことを想像しながら見るアトゥク島は、また一味ちがった楽しみをもたらせてくれるでしょう。
周辺情報。月が浜の周りには何があるの?
トゥドゥマリ浜は、浦内集落の中にあります。近くの県道沿いには、レストランや宅配所があり、その近くに「トゥドゥマリの浜」と表示された看板があります。その看板通りに曲がると、浦内集落の公民館があり、さらに進むとリゾートホテルがあります。その突き当りに月が浜への入口があり、小さな駐車場のような空間があるので、車や自転車はそこに置き、浜へ行きましょう。バスで行く場合には、「ニラカナイ」で下車して、看板を見ながら進んでくださいね。
月が浜で安心して楽しむためのポイントや注意点!
トゥドゥマリの浜は湾になっているので普段は静かで穏やかですが、風が強いときは高波になることがあります。白波が立っている際には、海に入らないようにしましょう。また、沖には小さいながらもサメもいるので、くれぐれも気を付けてくださいね。また、海水が高い時期には、ハブクラゲも出現しますので海に入らないよう注意しましょう。泳ぐよりも波打ち際で遊んだり、散歩して景色を楽しむことが、月が浜での最高の楽しみ方です。